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ビバ再婚者!

結婚相談所ベルMeの当初の目的は、再婚者を応援するために立ち上げたものでした。なぜかと言えば、私が再婚者だからです。

 

市川海老蔵、小林麻央さん ※2010年7月撮影 (C)ORICON NewS inc.

 

 私は先妻を癌(がん)で失くしています。40代での死でした。

 

先妻が闘病中でのことですが、私は先妻が入院中で自宅に居なくても、別に寂しさは感じませんでした。病院には姉と妹が交代で付き添ってくれましたので、私は自分一人での生活と仕事に明け暮れる毎日。休みになれば闘病中の妻を励ましに病院に通う日々。

 

やがて別れは意識しないうちに遣ってきました。

 

そして、無事に葬儀を終え一段落したところで、何故かしら睡眠が取れなくなる日が徐々に襲いかかって来ました。酒を幾ら浴びても、どれだけ飲んでも酔いが回ることがありませんでした。

 

酔い潰れたい!何も考えずに寝てみたい!

 

しかし、誰も神すらも助けてはくれませんでした。

 

なぜあの時、ああしてやれば!何故あの時こうしてあげれば!

 

慙愧(ざんき)の思い。反省と滂沱(ぼうだ)の涙。

 

妻が病と闘っている時、私自身は現実から逃避していたのでしょう。現実を認められなかったのかもしれません。または、妻が確実に死にゆくことに抵抗していたのでしょうか?

 

全てを現実として受け止めた時、激しい寂寥(せきりょう)感に苛(さいな)まれることになったようです。

 

この様な思いは離婚をされた方も同じではないでしょうか?

 

人は粋がってみても、一人では生きていけない動物です。人としての本道では本来番(つが)いであるものが、カタワなのですから。

 

産まれ出でる時と死にゆく時、人は一人になりますが、その間は常に人と関わって生きていきます。家族とともに育ち、伴侶と巡り合い、自身の家庭を作り、子供の成長を見守り、夫婦と共に余生を送る。

 

これが人の本道です!

 

これに外れた人で高邁な方々が、結婚なんて!シングルで十分!と結構ほざいていますが、自然淘汰される存在です。

 

かくゆう私は子作りが下手で傍流の極み、自然淘汰の対象です。ハイ!

 

人は本流に近づけば近づくほど、その持っている本来の力を発揮する場を、天から与えられます。一歩でも本流に近づくことが出来ると人は心の安寧(あんねい)を得られます。

 

以前ブログにエントリーしましたので、詳しいことは書きませんが、ある学者が台風の時に死んだ雀を調べたところ、羽根の長さに均質さがなかったそうです。普通の雀が本流であり生きながらえる存在なのです。

 

本流なんて保守的でダサいと思っていても、傍流にいて自然淘汰の対象にされるのであれば、より本流に近づきましょう!

 

さて、再婚なんてと思っているあなた!

 

人生は長いようで、とても短いものです。

 

また本流に戻ってみては如何ですか!