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短気は損気か?

諺(ことわざ)の一つに“短気は損気”というものがあります。

 

ある雰囲気のいいレストランでの一場面。

 

婚約直前のカップルが席に着き、早速ウェートレスに注文。

 

そして、注文のスープが来たところで、悲劇の始まり。

 

ウェートレスが手を滑らし彼女の服にスープを掛けてしまいました!

 

さ~あ、彼女は真っ青になり、かのウェートレスに掴みかからんばかりに、怒鳴りつけました。

 

“私の服!どうするの!!”

 

まさに怒髪天を衝く勢い。怒涛の怒り爆発!

 

勿論、悪いのはウェートレス。クリーニング代の弁償は当たり前。レストランとしても大事なお客様を失い、周りのお客様にも迷惑を掛けたわけですから大損です。

 

しかし、ここで大損をしたのはもう一人の彼女でした。

 

彼女の短気ぶりをみて、彼氏のほうが恐れを抱いてしまったのです。結婚後には何かしらのトラブルは夫婦の間には起こるものですが、その時この様な怒涛の攻撃に晒される我が身を思い、彼氏は結婚を断念。以後の交際は無くなりました。

 

男は女性に弱い!

 

女のために命を投げ出す覚悟があっても、その女性から詰(なじ)られることが予想される場合には引いてしまうのが、また男です。

 

大難が小難、小難が無難に済んだことを喜べる心のゆとりがあるといいですね!