
結婚相談所には、子どもを育てながら再婚を目指す方も多くいらっしゃいます。
今回は、30代でお子さん2人を育てていた女性と、同じくシングルファザーだった男性が運命的に出会い、4人の親となって再出発された感動のエピソードをご紹介します。
今まで私がご縁組みした会員さんの中で、忘れられない会員さんがいます。
離婚し、二人の小さな子どもを育てている30代の女性です。仕事の合間にスーツ姿で事務所に現れる彼女は、いかにも独身キャリアウーマンでした。でも休日に普段着で、下の子をおんぶし、上の子の手を引いて現れた時は、微笑んでいても日々の暮らしの苦労が出ていて、私の彼女への幸せを祈る気持ちがいっそう強くなったのを覚えています。
彼女には入会してすぐに、男性からお見合いのお申し込みが来ました。その男性も、離婚後二児の子育てに追われるシングルファザー。堅実な仕事をし、年収は申し分ないのですが、ルックス的にどうかな、彼女は会わないだろうな…と思いました。ところが彼女はあっさり「会う」と言い、お見合いの日までの間、毎日彼の写真を見てときめいていたとか。そして前日はドキドキして眠れなかったそうです。
大変失礼なことですが、その男性の写真を見て「ときめく」とか「ドキドキする」とか私には理解できませんでした(ごめんなさい)。会わないだろうな…なんて、私の、とんでもない見込み違いでした。
お見合い当日はホテルのロビーで待ち合わせ。私は最初だけ立ち会いました。先にホテルに着いた私たちは彼を待ちました。程なくしてガラスの自動ドアの向こうから、それらしき男性が…。ドアが開いて入って来た彼は、私の隣りにいた彼女にまるで「やあ!」とでも言わんばかりに、目で合図をしていました…。近付いて来る彼と待っている彼女は見つめ会っていました。え~? 初対面らしからぬその雰囲気に唖然とする私。彼も毎日彼女のプロフィールを見ていたのかも…。初めて会った気がしないと二人は言っていました。私は安心感と不思議な気持ちでその場を去りました。
その後、二人は当然のように交際に入り、車で1時間ほどかかる距離にも関わらず、週に2度は会っていました。共通点が多く、お互いに親近感を持ったそうです。彼女と彼女の子ども二人、彼と彼の子ども二人の六人で会うこともあったようです。彼女の子どもは小さかったため、彼をパパと呼ぶのに時間はかかりませんでした。そして、あっと言う間に成婚退会しました。
私は彼女たちの、あまりに順調過ぎる展開について行けてなかったのかもしれません。まとまる時は、こんなふうにまとまることもあるんだ~。彼女と彼は一気に四児の親になりました。
幸せの赤い糸は本当にある!…私はそう思いました。結婚を望んでいる皆さん、赤い糸をたぐり寄せて下さいね。そして運命の人との出会いを大切にして下さい。o(^o^)o
シングルだからといって、幸せな再婚をあきらめないでください。
結婚相談所では、同じ境遇の方同士が出会い、自然に心を通わせていくケースが少なくありません。
今回のように、お子さまがいても、心からときめける相手と出会い、家族として新たなスタートを切ることは可能です。
「私なんて…」と思っている方こそ、一歩踏み出してみませんか?
あなたにも、きっと“赤い糸”がつながっています。