
因果応報の教えに学ぶ
過日、親戚である僧侶の〇〇回忌に参列しました。故人は正賢寺の住職であり、ふじみ野霊園の経営者でもあった 杉英学氏 です。
北海道の厳しい自然の中に生まれ、幼少期から家族を支え、若くして働きに出ました。その後、僧侶の道を選び、二十代から三十代にかけて荒行を積み、修行に励まれました。
奥様が不治の病で長期入院された後も、毎日欠かさず病床を訪ね、子どもたちを育て、さらに老母の看病や家事を担いながら、住職としての務めを果たし続けました。
一見すると苦難に満ちた日々ですが、氏は決して暗い顔を見せず、むしろ周囲を励まし続ける存在でした。その人柄に惹かれ、葬儀には親しい僧侶十人が集まり、盛大に送られました。
喪主を務めたご長男も父の背中を見て育ち、人の痛みを理解できる立派な人物へと成長されています。「必要ならいつでも俺を利用しな」と言えるほど誠実で寛容な生き方が、家族にも受け継がれているのでしょう。
因果応報とは何か
「因果応報」とは、行いの原因があれば必ず結果として報いがある、という考え方です。
他人を踏み台にすれば、その痛みはやがて自分に返ってきます。逆に、人を思いやる行動は、必ず自分や家族の幸せにつながります。
この考え方は、白洲次郎の「ノーブレス・オブリージュ(高貴なる者の義務)」にも通じます。恵まれた立場にある人は、そうでない人に対して義務を果たす責任があるという精神です。
イギリスでは戦時に貴族の子弟が最前線で戦い、日本でも将校が先頭に立って突撃しました。優秀な人々が命を懸けて責任を果たしてきたのです。
婚活にも通じる「因果応報」
結婚相談所を運営していても強く感じるのは、この 因果応報の考え方は婚活にも通じる ということです。
誠実に相手を思いやる方は、必ず良いご縁を引き寄せます。逆に、自分本位で相手を利用しようとすれば、いずれ自分に返ってきてしまいます。
「誠実さ」こそが幸せな結婚への近道です。
ぜひ、ご自身の婚活にも因果応報の教えを生かしてみてください。
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