越谷市で創業27年。
結婚相談所「ベルMe(ベルミー)」代表の鷲巣(わしず)です。
以前ご紹介した書籍『武士道解題』には、副題として
「ノーブレス・オブリージュとは」と書かれていました。
“noblesse oblige(ノーブレス・オブリージュ)”。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、フランス語で「高貴なる者の義務」という意味です。
つまり――
立場のある人、力のある人ほど、人に対して誠実であり、弱い立場の人に手を差し伸べるべきである、という考え方です。
私はこの言葉を見た時、日本の「武士道」とヨーロッパの「騎士道」は、どこか深い部分で繋がっているのだなと感じました。
台湾の元総統・李登輝氏も、日本の武士道精神を高く評価されていましたが、きっと騎士道にも近い精神性を感じておられたのでしょう。
さて、中世ヨーロッパの騎士道には「騎士の10戒」と呼ばれる徳目があったそうです。
その中の一部をご紹介すると――
-
PROWESS
優れた能力を磨く努力 -
COURAGE
困難から逃げない勇気 -
HONESTY
正直さ・高潔さ -
LOYALTY
仲間や大切な人への忠誠心 -
GENEROSITY
寛大さ・思いやり -
FAITH
信念を持つこと -
COURTESY
礼儀正しさ・親切心 -
FRANCHISE
崇高な行い・統率力
さらに、
「弱者を守る」
「清らかに生きる」
「気前よく振る舞う」
「女性に敬意を払う」
といった精神も重んじられていたそうです。
ここで大切なのは、“昔の話”として終わらせないことです。
実は、現代の婚活においても、この騎士道精神は非常に重要なのです。
お見合いや交際で女性が見ているのは、年収や肩書きだけではありません。
・店員さんへの態度
・約束を守るか
・困った時にどう振る舞うか
・女性の話を最後まで聞けるか
・感謝や気遣いを自然に表現できるか
そうした“人としての品格”を、女性は驚くほど敏感に感じ取っています。
例えば――
デートでさりげなく歩く速度を合わせる。
寒そうなら「大丈夫ですか?」と声をかける。
食事をご馳走した時に恩着せがましくしない。
LINEの返信が遅くても責めない。
こうした小さな優しさの積み重ねが、「また会いたい」という安心感につながるのです。
昔の騎士のように剣を振るう必要はありません(笑)。
ですが、
「女性を安心させる男性」
「誠実に向き合える男性」
は、今の時代でも確実に選ばれます。
逆に、どれだけ条件が良くても、
・自分本位
・思いやりがない
・言葉が乱暴
・感情的になる
・損得勘定ばかり
こうした態度は、女性の心を遠ざけてしまいます。
婚活では、“強い男性”よりも、“信頼できる男性”のほうが圧倒的にモテる時代なのです。
もちろん、私自身もまだまだ修行中です。
偉そうなことを言える立場ではありませんが、それでも「少しでも人として成長したい」と思い続けることは、とても大切だと感じています。
結婚とは、条件だけで成立するものではありません。
「この人といると安心できる」
「この人は私を大切にしてくれる」
そう思っていただけることが、何より大切なのです。
日本人には少し照れくさく感じる考え方かもしれません。
ですが、良いものは素直に取り入れてみる。
そんな柔軟さが、素敵なご縁を引き寄せるのかもしれませんね。
