越谷市で創業27年。
結婚相談所「ベルMe(ベルミー)」代表の鷲巣(わしず)です。
婚活は、一見すると華やかな世界に見えるかもしれません。
新しい出会いがあり、おしゃれをしてお見合いに出かけ、理想のお相手を探す――。
しかし、実際に婚活を経験している方ならお分かりだと思いますが、その裏側には誰にも見せない葛藤があります。
お見合いをしてもお断りされる。
ようやく交際に入ったと思ったら、突然終了になってしまう。
「自分の何がいけなかったのだろう…」
そんな気持ちになって、自信を失ってしまう方も少なくありません。
ですが、今日はそんな時にぜひ思い出していただきたい言葉があります。
それが、中国の故事として有名な**「塞翁が馬(さいおうがうま)」**です。
昔、城塞の近くに暮らしていた老人の馬が逃げ出しました。
周囲の人たちは「なんて不幸なんだ」と同情しましたが、老人は静かにこう言いました。
「これが本当に不幸かどうかは、まだ分からない。」
しばらくすると、その馬は立派な馬を連れて戻ってきました。
今度は周囲が「なんて幸運なんだ」と喜びます。
しかし老人は、また同じ言葉を口にします。
「これが本当に幸運かどうかは、まだ分からない。」
その後、息子はその馬から落ちて足を骨折してしまいます。
ところが戦争が始まると、村の若者は皆兵士として戦地へ送られ、多くが命を落としました。
足を負傷していた息子だけは徴兵されず、命を守ることができたのです。
つまり、その時々で「幸せ」「不幸」と思った出来事は、長い人生の中では簡単には判断できないという教えです。
婚活もまったく同じではないでしょうか。
「あの人に断られた…」
「今回もご縁がなかった…」
その瞬間は、とてもつらく感じます。
ですが、もしそのお相手と結婚していたら、本当に幸せになれたでしょうか。
あるいは、そのお断りがあったからこそ、本当に自分を大切にしてくれる人と出会えるのかもしれません。
私たちは未来を見ることができません。
だからこそ、今起きている出来事だけを見て、「自分はダメなんだ」と決めつける必要はないのです。
法華経には**「本末究竟等(ほんまつくきょうとう)」**という教えがあります。
これは、原因・ご縁・結果・幸福・不幸まで含めて、人生は一つの流れとしてつながっており、最後まで見なければ本当の意味は分からない、という考え方です。
婚活も同じです。
今日のお断りが、数年後には「あの時断られて本当に良かった」と思える日が来るかもしれません。
実際にベルMeでも、何度もお見合いや交際終了を経験された方が、その後に運命のお相手と出会い、ご成婚されるケースを数え切れないほど見てきました。
だから私は、婚活で落ち込んでいる皆さんにこうお伝えしたいのです。
今の結果だけで、自分の人生を判断しないでください。
一つひとつの経験は、幸せな結婚へ向かうための大切な通過点です。
焦らなくても大丈夫。
比べなくても大丈夫。
あなたには、あなたの人生のタイミングがあります。
どうか未来の幸せを信じて、一歩ずつ前へ進んでください。
ベルMeは、そんなあなたを最後まで全力で応援します。
